2017年ご挨拶

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あっという間に2017年も2週間がたとうとしています。
昨年、川口映像事務所にご興味を持ってくださった皆様
お仕事で関わってくださった皆様
本当にありがとうございました。
ご挨拶が遅れましたが、本年もよろしくお願いいたします。

昨年制作・公開された映像はWORKSに随時アップしております。
神山町の記録、鳴門のお塩、ライブペイント
CINEMA dub MONKSライブ企画、鳴門の渦潮、人形浄瑠璃
徳島県のふるさと納税、マウンテンバイクと古道再生、コールセンター等
映像制作を通して様々な出会いをいただきました。
映像セミナーの講師のお仕事や
4K徳島映画祭2016で、夫婦揃ってお話しをさせてもらったことも
非常に大きな経験となりました。

***

ところで、私たちが暮らす徳島県神山町の
情報発信を何年も担ってきたサイト「イン神山」が
1月12日にリニューアルされました。

http://www.in-kamiyama.jp/

トップページには、神山のあちこちで行われる
イベントの情報などが分かるカレンダーがあったり
川口映像事務所が制作している映像も沢山アップされています!

「映像でみるイン神山」ページ
http://www.in-kamiyama.jp/movies/

昨年より、つなぐプロジェクトの記録映像制作に携わることになり
神山町出身者の方や、移住されてきた方、町内に通う高校生などなど
これまで接点のなかった方々と沢山の時間を共有することができ
得難い経験をさせてもらっています。

神山って素敵でしょ〜!というテンションでもなく
人口の減少や様々な課題点も踏まえ
今をどう捉え、どう未来へつないでいこうとしているのか
迷ったり悩んだりしながら歩んでいる今現在の神山の空気を
少しでも感じてもらえるような記録映像を残したい。
そんな考えを、つなぐ公社の皆さんとつどつど確認しながら、進めています。

他にも様々な地で
奮闘されながら、暮らしや仕事を営まれている方々と
映像制作をご一緒でき、充実した2016年でした。
公開を控えている映像をお見せできる日が待ち遠しいです。

本年も、気合十分でございます。
2017年も川口映像事務所をよろしくお願いいたします。

川口泰吾、鑑子


神山つなぷろ#8/先生みんなでツアー(林業編)


徳島県・神山町で進められている「まちを将来世代につなぐプロジェクト」の記録映像#8。
神山町内の学校に勤める先生が、神山の林業やすまいづくりに関わる場所とひとに出会うツアー。

Client:一般社団法人神山つなぐ公社 
Directed, filmed and edited:川口映像事務所
Year:2016 Category:Web、Presentation video


神山つなぷろ#7/町民・町内バスツアー 01


徳島県・神山町で進められている「まちを将来世代につなぐプロジェクト」の記録映像#7。
神山町民が新たにできた施設や店などに出かけ、神山の「いま」を見て、聞いて、感じるツアー。

Client:一般社団法人神山つなぐ公社 
Directed, filmed and edited:川口映像事務所
Year:2016 Category:Web、Presentation video

イン神山の関連記事→「まちの若手のがんばりが見える、町民・町内バスツアー」


神山つなぷろ#6/集合住宅プロジェクト02


徳島県・神山町で進められている「まちを将来世代につなぐプロジェクト」の記録映像#6。
集合住宅の建築計画に携わるメンバーが神山町内のさまざまな場所を訪ねた記録。

Client:一般社団法人神山つなぐ公社 
Directed, filmed and edited:川口映像事務所
Year:2016 Category:Web、Presentation video

イン神山の記事


神山つなぷろ#5/民家改修プロジェクト01


徳島県・神山町で進められている「まちを将来世代につなぐプロジェクト」の記録映像#5。
若手大工を中心とした公務チームが担う、民家改修プロジェクトの映像01

Client:一般社団法人神山つなぐ公社 
Directed, filmed and edited:川口映像事務所
Year:2016 Category:Web、Presentation video

イン神山の記事
「民家改修プロジェクト始まります。」


神山つなぷろ#3/集合住宅プロジェクト01


徳島県・神山町で進められている「まちを将来世代につなぐプロジェクト」の記録映像。
子育て世代が中心となって暮らすテラスハウス形式の木造住棟の建設を前に
ランドスケープデザイナーの田瀬理夫さんと
解体設計を担当する建築家の高木雅行さんが、調査を行った日に密着しました。

Client:一般社団法人神山つなぐ公社 
Directed, filmed and edited:川口映像事務所
Top photo by Masataka Namazu
Year:2016 Category:Web、Presentation video

建築計画がどのようにはじまり、どのように形になっていくのか
分かりやすく紹介されている記事↓
イン神山「神領大埜地の集合住宅の建設過程について、映像でもお伝えしていきます」


どんな考えで作っているか

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これくらいのレベルの映像をサッと作れる人がいると、重宝する。

何気なく、褒める意味で言ってくださったことかもしれなくても
言われたほうは忘れられない言葉があります。
それが、原動力にもなったりするんですが
随分前に言われたこの言葉を、時々思い出すことがあります。

サッとは、作っていません。
サッとは、できません。
これくらいのレベルって、どういう意味でしょう。

夫婦二人体制でやりだして、私も現場に行くようになって分かってきましたが
何気ない姿を捉えている映像ほど、撮られる側に違和感を持たれないように
気配を消し、邪魔をせず、でも必要な時には語りかけ
そんなに必要なの?と思われるくらい、長い時間をかけて撮影しています。

カメラマンがいる、という「通常とは違う状態」を
撮られる側も必ず意識されています。
どこの誰に見られるか分からないので、怖い、嫌だなと感じて当然です。
インタビューをしていて、とても重要な話をされている場面で
「こんな話はここだけの話で、カットで」と言われることもあります。

かつて、夫が撮影編集したもので
「使われると思っていなかったから話せたことだったのに」と指摘され
話し合いをすることになった経験があります。
今では、配慮が足りなかったその経験が
インタビューや密着撮影の際の大きな指針となっています。

そういう試行錯誤の積み重ねで撮影した素材の中から
どの部分を一番お伝えすべきか
映像に残しておくべきか
依頼者の意向を汲みながら進める編集の時間は、とても根気がいります。

と言っても私は編集の技術はなく、インタビュー場面の抜粋くらいしかできないので
夫からは「分かったように言うな」と言われてしまうかもしれませんが
横で見ていて感じています。

ただ、技術のない私だからこそ、最初の視聴者として何を思うか
率直に意見します。
その過程でぶつかることもあり、夜中に怒鳴りあいになったりもします。
よく「ええっ、穏やかなお二人が?」と驚かれますが
バチバチ戦っています。人に見せられない一面です(苦笑)。

先日、言い合いの果てに夫が言ったことにハッとしました。
「死に物狂いでやって、やっと出来上がるんだよ!」

普段は人前で雄弁に語ることのない夫ですが
撮影現場で感じた被写体の魅力、その場面の特徴など
「これは本当に伝えたいことか」「綺麗ごとに映らないか」
「未来の被写体や関係者や自分が見ても、恥ずかしくないか」
自問自答しながら時間をかけて作り上げています。

そういう仕事への姿勢を
のろけではなく冷静に、仕事仲間として知ってもらいたいなと思い
今日は長々と書いています。

時には疲弊することもある我々ですが、何がモチベーションかというと
一つは、それぞれの仕事や人生を全うされている方に
お仕事を通じて出会えることです。
この仕事を受けていなかったら
その人の何気ない考えやこだわりを知りえなかった
そんな場面に出会うと、何とも言えない有難さを感じます。

そして二つ目は
自分たちの「心が動いた瞬間」を、他の方にもどう伝えられるのか
悩んで完成したものが、伝わっているな、と感じられる時です。
褒められると何とリアクションしていいか
いつも困り顔になってしまうのですが
後から後から喜びを感じています。

そして、今すぐのリアクションではなくても
時を経て何かのきっかけで映像を見てくださった方が
少しでも映像に何かを感じてくだされば…
そんな光景を思い浮かべながら
日々精進で、続けていきたいと思っています。

※冒頭のポラロイド写真は、ある撮影の被写体だった方が
「撮影者を撮影しよう」と、鞄から取り出し撮ってくださったものです。

記録係:川口鑑子